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牛の角突き(うしのつのつき)
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更新日:2010年7月13日更新
二十村郷は現在の小千谷市東山地区、長岡市の旧山古志村、魚沼市の旧広神村にまたがる地方です。現在、小千谷市東山、長岡市山古志で行われている「牛の角突き」の起源は明らかではありませんが、現在の岩手県、南部地方から鉄材、鉄製品を運んで来る荷役用の牛を、農耕に使われるかたわら、屈強な牛が角突きを好んでしたことが、この地方の角突きの始まりであるともいわれています。
二十村郷の牛の角突きは五穀成就、安全を祈り、神への感謝を込めた神事としての伝統的習俗をもち、牛舎祭り、牛見祝、出陣、引き出し、勝ち祝、面綱綯い(おもづなない)等の行事があります。
また、国内各地で行われている闘牛行事の中で、唯一勝ち負けをつけず、引分けを原則とすることが大きな特徴です。
鈴木牧之は、この角突きの様子を「越後古志郡二十村闘牛之図」にあらわし、江戸に送りました。
曲亭馬琴(きょくていばきん)はその著書「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」で、この絵を元に物語を作りました。牛の角突きは江戸時代のベストセラーにもその名をとどめています。
文化財指定日 1978年5月22日
小千谷闘牛場で行われている牛の角突きの様子
所在地 | 小千谷市大字小栗山 | 地図 |
アクセス | 関越自動車道小千谷インターから車で16分 |
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