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寿小千谷縮(ことぶきおぢやちぢみ)

印刷ページ表示 更新日:2010年7月12日更新

小千谷縮布(本製)は、国の重要無形文化財の染織第1号に指定されています。これは、すべて苧麻(ちょま)を手績(てう)みしたものを使用し、いざり機で織るなどの技法が指定要件となっています。

手績みした糸よりも強い紡績糸(ラミー糸)が明治末期頃に輸入され、これを縮の経糸(たていと)に使用し、手織り機(高機)で織ったものが寿小千谷縮です。経糸、緯糸(よこいと)とも紡績糸を使用して織った縮は経済産業省が認定している伝統的工芸品です。

手績み技術及びいざり機の後継者が年々減少していることもあり、国指定の本製小千谷縮とあわせて一層の技術保存、後継者育成に努めていく必要があります。

指定要件
1 緯糸は苧麻を手うみした糸を使用し、経糸はラミー糸を使用すること。
2 絣模様をつける場合は定規を使用し、手くびり・手づきによること。
3 手おり機で織ること。
4 しぼとりは湯もみ・足ぶみによること。
5 さらしをする場合は雪ざらしによること。

文化財指定日 1990年7月20日

高機で織られている寿小千谷縮の画像高機を使って手織りされる

経糸にはラミー糸が使われている機織の様子の画像経糸に使用されているのはラミー糸(紡績糸)

所在地 小千谷市城内1丁目8-25 小千谷市総合産業会館サンプラザ1階「織之座」 地図
アクセス 関越自動車道小千谷インターから車で3分、上越線小千谷駅からバスで10分

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