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「ワシ・タカの渡り」観察会が行われました(9月23日)
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更新日:2021年9月24日更新
山本山高原山頂の展望台で、「ワシ・タカの渡り」観察会が行われ、約20人が参加しました。
渡りとは、北方で繁殖した野鳥が冬を前に餌を求めて南方に移動することをいいます。
山本山は、野鳥の専門誌で紹介されるほどの野鳥観察スポットとなっており、山頂の展望台だけでなく沢山ポケットパークにも多くの愛好家が集まっていました。
観察会では、双眼鏡やカメラで野鳥を探しながら空を見上げたり、参加者同士で野鳥観察の情報交換をしたりと思い思いに楽しんでいました。
講師の中山正則さんによると、今年は、繁殖がうまくいき渡りのスタートが早かったことや、雨が少なくスムーズに渡りが進んでいることなどから、例年よりも多くの野鳥を観察できているそうです。
この日は、渡りのピークが過ぎてしまったことや、前日の雨の影響などから、観察できたのは2時間で17羽でした。
市外から訪れた男性は「今日は少なかったけれど、数日前は15分間で60羽近く観察できました。野鳥観察はタイミングと忍耐力です」と笑顔で話されました。
野鳥の渡りは、山本山では10月上旬頃まで観察することができます。
双眼鏡で野鳥の姿を追っていました | 展望台には、観察会参加者以外にもおおぜいの愛好家が集まりました |
観察会後に講師の中山さんから、最近の野鳥観察の状況についてお話がありました | 運が良いと、野鳥が上昇気流に乗り、柱のように連なって飛ぶ「鷹柱」を見ることができます(写真は昨年のものです) |