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第10回産学交流研究会が開催されました
8月5日(金曜日)、サンプラザで「第10回小千谷産学交流研究会」が開催されました。この研究会は、地域産業・市内企業の活性化を目的に、平成19年度から毎年開催しているもので、今年で第10回目の開催となりました。
当日は、市内外の産学金官関係者など103人が集まり、幅広い分野・テーマによる研究や新技術、地元産業のこれからについて、ポスター・セッションやパネルディスカッションが行われました。
ポスター・セッションでは、新潟大学、長岡技術科学大学、新潟工科大学の3大学や地元企業などの9人の方から、大学と企業とのコラボレーションのヒントとなる取組や研究成果の発表が行われました。今年は、市内企業から小千谷地域の特性や興味のある研究分野についてアンケート調査を行い、その結果をもとにテーマ設定したことから、雪や山野草、錦鯉といったこの地ならではの発表が多く、参加者の興味を引いていました。
パネルディスカッションでは、「ともに創る小千谷の未来」というテーマのもと、産学金官のそれぞれの代表者をパネリストにしたトークセッションが行われました。人口減少や少子高齢化が叫ばれる中で地方創生を進めるにあたり、産学金官がそれぞれどう連携し、また当市の産業界をどう発展させていくか議論されました。
パネリストのみなさんからは、「小千谷は製造業が盛んだが、1つの産業が強ければいいのではなく、企業が持っているノウハウをそれぞれが出し合い、周りの産業も巻き込んで育てていかなければならない」、「周辺の市町村や企業はライバルでもあるが、一緒になって考えることも必要だ」などの活発な意見が出されました。
また、「この産学交流研究会を通して何か新しいことをしたことがないので、この10年の取組を基盤に、更に次の10年につなげていきたい」と意気込みが語られました。
パネルディスカッション終了後には、来場者から質問や意見が寄せられるなど、充実した研究会となりました。産学金官で交流・理解を深め、協力することの重要性を再認識する良い機会となったのではないでしょうか。
第1部のショートプレゼンテーションの様子 | ポスターセッションの様子 |
各ブースの前で取組事例を紹介していました | 会場中央にはたくさんの資料が並べられていました |
第2部のパネルディスカッションの様子 | 5人のパネリストの意見をまとめるコーディネーターの小浦方さん |