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西脇順三郎を偲ぶ会記念講演会が開催されました(6月4日)
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更新日:2022年6月7日更新
市民会館で、西脇順三郎を偲ぶ会記念講演会が開催されました。
これは西脇順三郎を偲ぶ会と市教育委員会が、西脇順三郎の命日である6月5日に近い日を選んで毎年開催しているもので、今回は3年ぶりの開催となりました。
今年は詩人の広瀬大志さんを講師に迎え、「いつも西脇さんの詩がある~とてつもない永遠のように~」という演題で講演していただきました。
広瀬さんは、17歳の時に書店で、偶然、西脇順三郎の詩集を手に取ったことが西脇順三郎との出会いで、それ以来、西脇順三郎から詩人のあり方や詩への向き合い方などを学んだそうです。
講演では、西脇順三郎の詩を例にあげながら、「西脇順三郎の詩は、古さを否定せずに吸収して進化させた詩で、端的な感動ではなく読む人の想像力をかき立てるような詩です。難しいと思われがちですが、とてもクールでかっこいい詩だと思います」と語っていました。
最後に、広瀬さんが西脇順三郎のルーツをたどり小千谷市を訪れた際のことを書き下ろした新作の詩を朗読し、講演会を締めくくりました。
会場に集まった80人の来場者は、広瀬さんの西脇順三郎への思いが詰まった講演にじっくりと耳を傾け、詩の世界に浸っていました。
今年度、西脇順三郎の名を冠した「西脇順三郎賞」が創設されました。現代の詩界を担う詩人の称揚と次代を創る新人の発掘を図ることを目的に作品を募集します。
「西脇順三郎賞」の詳細は、図書館ホームページをご覧ください。図書館ホームページはこちら
講演をする広瀬大志さん |
来場者は広瀬さんのユーモアあふれる講演に聴き入っていました |