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若栃に海外研修生が民泊
若栃の村おこし団体「わかとち未来会議」(細金剛代表)が、1月24日(日曜日)・25日(月曜日)、JICA(ジャイカ)が実施する海外研修生を対象とした農家民泊1泊2日の受け入れを行いました。
この研修は、特に最近災害の多発しているアジアの国々の公務員や研究者を対象にJICAが実施しているもので、「自然災害からの復興総合戦略研修」の一環として2年前から実施され、研修生は若栃で中越大震災の状況と復興への取り組みを学びました。
今回は、中国、パキスタン、トルコなどの6か国から10人とJICA関係者3人の総勢13人を迎えました。神戸から空路新潟入りした一行は、大型バスで若栃に到着、早速、細金代表から震災時の対応、復興への取り組みなどについて話を聞き、活発に質問していました。
その後、一行は古民家「つぶら」を見学、「いろりばた」や民具が珍しいらしく、盛んに写真を撮り合っていました。また、「雪を見たことがない」「こんな積雪見たことない」など感動の声を上げていました。
夕方からは「さいの神」を行い、大きな火柱に感嘆しながらそこでも盛んに写真を撮っていました。夜は「ウェルカムパーティー」を行い、その後、4軒の農家に分かれて宿泊、さらに親睦を深めていました。
別れの朝、研修生の代表からお礼の言葉があり、「私たちはメッセンジャー、自国に帰り確実に復興に役立てたい」と語っていました。たった1泊2日でしたが、別れを惜しみ抱き合ったり涙を浮かべる姿もありました。
☆JICA(ジャイカ)とは…独立行政法人国際協力機構で、発展途上国に対するODA(政府開発援助)の中核的な実施機関で、日本から途上国へ専門的な技術を持った人を派遣したり、相手国から人を招いて研修を行ったり、その国の発展のために民間企業やコンサルタント、NGO、大学などが技術協力で貢献したりと、人を通じた国際協力を行っている機関です。
ようこそ若栃へ!雪すごいね 講義後、真剣な表情で質問
古民家「つぶら」のいろりで暖まる 民具をかぶってハイポーズ!
雪国の伝統、さいの神はいかがですか? 市長も英語で歓迎の言葉
民泊した家で研修生の家をパソコン検索 最後にみんなで記念写真撮影
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