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医療シンポジウムが開催されました
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更新日:2016年10月6日更新
10月1日(土曜日)、市民会館大ホールで医療シンポジウムが開催されました。
これは、平成29年4月の厚生連小千谷総合病院開院を控え、地域のみなさんから新病院の概要、地域医療の現状と今後の方向性などについて理解を深めてもらうために行われたもので、約220人が参加しました。
はじめに、魚沼病院の高橋達病院長から新病院の機能や特性に関して、救急医療機能の整備や他医療機関との連携、人工透析センターの充実や周産期医療の充実といった概要説明が行われました。
続いて、新潟県福祉保健部の山理副部長による基調講演が行われました。
人口減少や少子高齢化が進む中で、地域医療を支える柱として厚生労働省が推進する在宅医療や地域包括ケアシステムなどの考え方について、実例を交えながら解説が行われたほか、介護予防やリハビリテーションを通して、高齢者の健康寿命を延ばしていくことも地域医療を支えていくうえで重要という認識を示しました。
その後、医療や看護、介護従事者が地域医療について語り合うシンポジウムが行われました。
この中で、それぞれの従事者や行政機関はもちろん、地域全体や患者の家族も連携して地域医療を支えていくことが大切だと語られました。
最後に、シンポジウムの座長を務めた中村内科消化器科医院の中村忠夫院長が、「小千谷市を医療の立場で見ると、どの地域からでも病院までのアクセスが良く、救急医療に対応しやすいまちであると言える。今後の救急医療や地域医療の拠点となる新病院をみなさんで一緒に育てていきましょう」と参加者に呼びかけ、シンポジウムを締めくくっていました。
新病院の概要を説明する高橋達病院長 | 基調講演で地域医療について語る山理副部長 |
シンポジウムの座長を務めた中村忠夫院長 | それぞれの立場で小千谷市の医療を支えるシンポジウム参加者のみなさん |