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魚沼神社阿弥陀堂の屋根茅葺工事 進捗状況
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更新日:2021年10月26日更新
国指定文化財の魚沼神社阿弥陀堂で、22年ぶりとなる茅葺屋根の全面葺替を行っています。
下記のとおり工事の進捗状況を報告します。
魚沼神社阿弥陀堂
越後二ノ宮として昔から親しまれ、上弥彦神社として尊敬を集めている魚沼神社の境内にあります。
1563年に建てられたことが棟札により確認されており、明治39年に国指定重要文化財に指定された由緒ある建物です。
・場所/小千谷市土川2丁目12番22号
10月19日(火曜日)屋根葺替作業が完成間近です
遠くから見てもわかるくらい非常にきれいに仕上がってきました | 屋根の形は、下から見ても気がつきませんが、近くで見ると少し湾曲しているのがわかります |
10月9日(土曜日)屋根葺替の現地説明会を行いました
職人さんから、屋根の葺き方や屋根の形の特徴など丁寧に説明いただきました | 屋根の基礎部分のような工事中の今しか見ることのできない場所まで丁寧に説明いただきました |
9月17日(金曜日)屋根に新しい茅を葺き始めました
茅葺作業は4名の職人さんで一生懸命進めています | 新しい茅を屋根の基礎部分から始まって上へ上へと丁寧に差していきます |
8月27日(金曜日)茅ごしらえを始めました
葺替用の新しい茅を準備する作業です。まず外皮の部分を丁寧に除去します | 葺替する時に作業しやすいよう1束にたばねます |
8月25日(水曜日)屋根の基礎部分(蛇腹)の修理を行いました
屋根を解体していたところ、蛇腹が経年で壊れていることがわかりました | 破損部分を撤去したところです。このわずかな隙間に三段分の蛇腹を差し込みます |
折れないように丁寧に差し込んでいきます | きれいに切り込んで完成です |
7月24日(土曜日)屋根解体の現地説明会を開催しました
30名の方からご来場いただきました | 屋根解体の実演を行いました |
7月20日(火曜日) 屋根の解体を始めました
カヤは一定の単位で引き抜いて、腰にある縄でしばって処理をしていきます | カヤは全体に風化していたり、先の方が腐植化しており再度使うことは難しそうです |
屋根の解体は2~3人の職人さんが行っています | 苔むした屋根をはぐと、積雪や腐植化の影響で弱った部分がへこんでいる様子を明瞭に観察できます |
6月24日(木曜日) 足場の組み立て完了
足場の組み立てが完了しました | 阿弥陀堂の屋根には杉や桐の木が育っています |
足場の組み立て作業中です | 着工前の阿弥陀堂の全景 |